現在のキャメル
 
20世紀の最後の25年間に、キャメルの広告戦略は大きな変化を経験しました。この間、映画産業と大衆文化がひとつの男性像を創造し、浸透させたのです。個人主義に徹し、孤独と冒険を愛する男。それは、男たちが理想とする男であり、都会よりも自然を好み、いかなる困難や逆境にも打ち勝てる男です。キャメルは、インディ・ジョーンズを独自のバージョンに仕立て上げ、金鉱を掘り当てたわけです。
しかし、世の中の都市化が進むにつれ、広告テーマとしての個人主義や冒険は影をひそめていきます。なにも遠くまで行かなくとも、ほんの身近で起こる出来事に自分自身を重ね合わせられる時代にあって、冒険はもはや人々の理解の範囲を超えるものでした。キャメルは、新しいキャンペーンによって方向転換をはかります。
さらに、世界中の消費者がより軽いタバコを求めるようになります。キャメルも新しい時代の流れに乗り、普遍的なシンボルとしてブランドイメージを守りながらも、ハードでストロングなタバコという消費者の認識を変える必要に迫られたのです。
 
70年代、キャメルはひとつの男性像を創り上げたー個人主義に徹し。孤独と冒険を愛す男。
それは男たちが理想とする男であり、都会よりも自然を好み、いかなる困難や逆境にも打ち勝てる男。
 
 
1952年には、斬新でスマートなキャンペーンがヨーロッパで展開され、大成功をおさめます。ティップ(ヒント)キャンペーンの誕生です。キャメルをめぐるユーモアやアイロニー、さまざまなシーンで構成されるまったく新しいコンセプトが大きな反響を呼びました。

1913年から今日にいたるまで、キャメルは高いブランド価値を守りながら時代とともに幾度となくイメージチェンジをはかり、タバコ広告の歴史を創ってきました。キャンペーンを展開するたびに成功をおさめ、グラフィックデザインを新しくするたびに消費者の理解を得て、受入れられてきました。
21世紀は始まりましたが、私たちはまだその入口に立ったばかりです。キャメルはこれからも、歴史に刻まれたイメージを守りながら進化しつづけていきます。新しいパッケージになっても、本質が変わることはありません。新しいロゴは、キャメルの価値である品質・現代性・ソフトさを、よりスマートに表現します。新しいキャンペーンは、タバコを吸うことの本当の楽しさを伝えます。

どうぞもう一度、最初からページを繰ってみてください。そして、新らしいキャンペーンが世界中にもたらす驚きと成功が新しい一章となり、本書に綴られる日がくることを楽しみにお待ちください。
 
1995年、ヨーロッパで展開された斬新でスマートなキャンペーンが大成功をおさめる。
ディップ(ヒント)キャンペーンの誕生。
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