第1章 成田からコーンパイプへ
第2章 ニューオリンズとペリク
第3章 コーネル&ディール
第4章 レイノルズ
第5章 アメリカンスピリッツ(サンタフェ・ナチュラルタバコ社)
特別編 J&Rとガソリンスタンド
第2章 ニューオリンズとペリク
ニューオリンズはフレンチクォーターという古い町並み(ジャズ酒場がたくさんあった、今では観光地)にあるホテルを出発、
一路ペリクの農場へ。
目的地はニューオリンズからほぼ真西へ40kmほどのミシシッピ川のほとりにあったんですが、
いかにもワニの出そうな湿地帯の中を国道10号、幅広い道路、アメリカですね。
このあたりニューオリンズから西へ100km、南へ40kmくらいはミシシッピ川のデルタ地帯で
湿地や湖(海と勘違いしました)ばかりで、ミシシッピ川の堤防もかなり高いものでした。
約1時間半ほどで、堤防沿いのとある農家へ、目印は風船。
中に入っていくと、納屋(壁がない)とその奥にちょっとしたタバコ畑がありました。
ここがペリク専用のタバコ葉を生産している農家でした。
1m弱に育ったタバコ、わき芽掻き(必要な葉だけ大きくする)の時期だそうです。
葉が厚く成ってきたら根元からばっさり、根元に釘を打ちつけて納屋の天井裏に2ヶ月幹干します。
結構乾してありました、ただ、何故か乾してあるタバコ葉の下を見れば、なんと
豚がいるではありませんか、それも丸々と大きなのが2匹。
豚小屋で乾しているのか、乾している部屋で豚を飼っているのか、なんともアメリカ、これがペリクの香りの秘密?。
葉はバーレーの亜種の変異種だそうです。
再度バスに乗りいよいよペリクの会社へ。
同じ堤防沿いにありました、同じく風船が目印。
この会社は、ペリクの名称の元となった、ペリクをヨーロッパ人に初めて紹介した
フランス系カナダ人セントジェームスパリス氏の8代目(83歳)に当たる方がオーナーでしたが、
最近、コーリンライアンタバコエンタープライズ社に買い取られました。
但し、8代目のパリス氏は会社の看板として今もいらっしゃいます。
ペリクの製法はなんとも簡単。
オーク樽に詰めプレス、タールのような黒い汁が出てきます。3ヶ月に1回、出して上下をひっくり返しすこと3回で終了。
その間、なにか添加するようでもなく、またその倉庫には樽以外に薬品のようなものもぜんぜん無く、
ミシシッピ川沿いの蒸し暑い環境が大事で、なにしろ倉庫(作業場)の中ではじっとしているだけで汗、汗、汗。
この自然と菌がタバコ葉の糖分を原料にして醗酵熟成させるようです。
入替作業は白人のカーティスさん(勤続45年)と黒人のホレイスさん(勤続10年)でやっているようです。
樽は500ポンド(226.8kg)まで詰め込んで完成、樽の蓋を白く塗って出荷を待つばかり。
1950年代が最盛期でいまではペリクの使用が減ったため生産工場も縮小しているとのこと。
ここでは、社員家族全員集まってお昼をご馳走になりました。
なんとクレーフィッシュのてんこ盛り、アメリカザリガニです。
ニューオリンズ周辺はフレンチの伝統があり、メキシカン、ケイジアン料理がお袋の味です。
ケイジアン風にちょっと辛めでハーブで香り付けといった感じ、ポテトとコーンとチョリソが添え物。
さすがに現地のみなさんはおばあちゃんもおじょうちゃんもせっせと殻を剥いて食べていました。
結構おいしいもんでした。
ここで、アメリカ南部について、ヤンキーが北部人、ディキシーが南部人のこと。
ニューオリンズのあるルイジアナ州の州花はマグノリア(泰山木)いい香りで咲いていました。
州の鳥はペリカン、とにかく沼地が多いのでたくさん飛んでいましたので納得。
ニューオリンズそのものがミシシッピ川の河口の町として繁栄したため、
地盤がゆるく、海抜マイナスの状態です、そのため町を維持するために高い堤防と多くの排水ポンプが
町をささえているとのこと。おもしろい例がお墓です、地面に埋めることができないので
大きな飾りのついた館のような石作りで、結構お墓が観光地になっていました。
今年のハリケーンで壊滅的な被害を受けたニューオリンズですが、まさに
ある意味人災の部分ともいえます、本来想定されていた被害に対し
予算配分等々で後回しにされたのがニューオリンズの被害ともいえます。
ミシシッピ川の管理は米国にとって非常に重要で陸軍工兵隊がおこなっています。
被害にあわれた方、亡くなられた方のご冥福とこれからの再建をお祈りします。
ペリクの工場や農家もどうなっているか心配です。
8月にもニューオリンズを3泊4日で訪問しており、訪れた動物園や食事をしたところなんか
再建できているのか、できれば再訪したい場所です。
その日のうちに次の訪問地のあるノースカロライナ州へ。
PHOTO
アメリカ見聞録PHOTO アメリカ見聞録PHOTO アメリカ見聞録PHOTO
農場周辺、米作地帯です 農場。奥が煙草畑、手前が乾燥用豚小屋? 農場。たばこ畑
アメリカ見聞録PHOTO アメリカ見聞録PHOTO アメリカ見聞録PHOTO
農場 たばこの種 農場 ここへ種を撒く 農場 かなり柔軟で肉厚の葉
アメリカ見聞録PHOTO アメリカ見聞録PHOTO アメリカ見聞録PHOTO
農場 乾干し用のくぎ 農場 煙草乾燥用の住人2頭? 農場 農場でつけ込んだ葉
アメリカ見聞録PHOTO アメリカ見聞録PHOTO アメリカ見聞録PHOTO
農場で漬け込んだ葉 農場わき芽掻じゅ作業 乾燥し作業 看板をよく見れば豚の天国?
アメリカ見聞録PHOTO アメリカ見聞録PHOTO アメリカ見聞録PHOTO
乾燥小屋天井 乾干し ミシシッピー川の堤防からのペリクの工場全景
アメリカ見聞録PHOTO アメリカ見聞録PHOTO アメリカ見聞録PHOTO
看板です。奥の平屋が作業場 樽に詰めて圧搾 発酵中の泡と汁
アメリカ見聞録PHOTO アメリカ見聞録PHOTO アメリカ見聞録PHOTO
詰め替え作業中 ほぐしているところ、手前右カーティスさん
左がほーレスさん
樽から出した葉
アメリカ見聞録PHOTO アメリカ見聞録PHOTO アメリカ見聞録PHOTO
完成品倉庫 貯蔵及び完成品倉庫 真ん中が八代目
アメリカ見聞録PHOTO アメリカ見聞録PHOTO
記念写真 ご馳走になったお昼御飯 一人前
BACK NEXT

 

Copyright (C) 2005 Sirius Tobacco Corporation. All Rights Reserved.